島田洋七 (漫才師・作家)
まず、この脚本を作った人に感謝したい!
こんな細かい小さな出来事を映画にして言葉ひとつで泣かせたり、笑いを取ったりですごく面白かった。
悲しい事の裏には笑いがあり、笑いの裏には悲しみがある。まさにこれが最高傑作のコメディーだと思う。
皆様も是非観に行って下さい。色んな事を感じると思います。
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林家木久扇 (落語家)
エレーナ先生の企むちいさな葬儀は、「恋のバカンス」ならぬ、「鯉のバカンス」でしめくくられました。
これはロシアのあったかなお噺!ハラショー!
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カラテカ 矢部太郎 (芸人)
かわいくて、ユーモアに溢れた、絵本のようなあたたかいお話でした。
でも忘れられない絵本がそうであるように、僕はずっとこのお話について考え続けています。
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砂田麻美 (映画監督/『エンディングノート』)
ロシアで暮らす、可愛くて段取り好きなおばあちゃん。
彼女の「終活」は確実に“死”に向かっているはずなのに、不思議なほど“生”への輝きに満ち満ちていて、
それはまるで残される者への最後の贈り物のようだった。
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金子稚子 (終活ジャーナリスト)
タイトルから受ける印象と全然違って深い! でも決して怖くなんかなく、お葬式って誰のもの? 終活ってどういうこと?
死に向き合うって何? そんな問いにさりげなく、しかもさまざまな立場から見えることを通して、そっと答えを教えてくれる作品。
見終わったらきっと、故郷にいる大切な人に連絡したくなるはず。特に息子さんは必見です!
そして、高齢者を支援する医療や介護に携わる人にも!
地域包括ケアシステムとは一体どういうことなのかがはっきりわかります。生きることや死ぬことに必要なものって、やっぱりとてもシンプルなんだと改めて教えてもらいました。
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上野千鶴子 (社会学者)
日本の樹木希林さんのように、歳をとった女優にも、出番が回ってきた。
ロシアも日本に劣らぬ高齢社会になったと見える。
ロシアの鯉と老女は、自由を求める。見終わってあたたかい気持ちで映画館を後にできる、こんなヒューマンで粋な小品をつくるロシアの映画界も、捨てたもんじゃない。
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渡辺祥子 (映画評論家)
余命宣告を受けた元教師が人生の店じまいを始める。棺桶まで買い込むのはいくらなんでもやり過ぎだが、長らく疎遠だった息子に迷惑をかけないためだ。幾つになっても母は母、息子は息子。
涙にはまるで縁がなくて笑いの連打。こんな愉しい余命話なんて初体験!
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キャシー中島 (タレント・キルト作家)
ロシア映画に驚かされ私も自分のお葬式の事を深く考えさせられました。
主演女優マリーナ・ネヨーロワの可愛らしい老女に乾杯!ロシア版「恋のバカンス」も最高!
まぁ~いいかで残りの人生を家族と楽しく生きていきまーす!
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武藤頼胡 (一般社団法人 終活カウンセラー協会 代表理事)
母から息子、息子から母への愛は死を目の当たりにしたときに初めて素直になる、こんな感想でした。
5月に亡くなった父を思い出す。野球の試合見にいきたい、叶えられなかったが後の荷物は紙袋数個だけ。
きっと準備しててくれたのだなと感じた。親子で観てほしい作品だ。
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IMALU (タレント)
悲しいお話しと思いきや、途中途中でてくる死についてのジョークがなぜか笑えて、可愛らしい。
そんな映画でした。遠い遠いロシアの田舎町に旅した気持ちにもなりました。
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KIKI (モデル)
死への旅立ち方は、人生を表している
彼女の可愛らしい眼差しと同じように
死に際までもがチャーミングだなんて!
学ぶべき人生が、そこにあった。
順不同・敬省略